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29年度後期高齢者医療の収支は180億円の黒字(4月12日)

厚労省は4月12日、平成29年度後期高齢者医療制度の財政状況(確報値)を公表した。国庫支出金等の精算後の単年度収支は180億円の黒字であることが分かった。

被保険者数は29年度末で1722万人。前年度から2.6%増加しており、収支に影響が出た。収納率は99.36%で、前年度より0.04ポイント上昇した。

単年度収支をみると、収入は15兆1891億円、支出は15兆2248億円で収支差額は▲357億円であったが、国庫支出金等の精算後の単年度収支は180億円となった。

単年度収支に前年度からの繰越金等を反映すると、収入総額は前年度比で3.6%増加し15兆7556億円、支出合計は4.2%増加し15兆3206億円。収支差引合計は4350億円。

収支の主な内容をみると、保険料収入は1兆1917億円であり、被保険者数増等により前年度から5.5%増加した。国庫支出金や都道府県支出金、市町村負担金、後期高齢者交付金は保険給付費の増加にともない増加。一方、保険給付費も被保険者数増等により、4.1%増加し14兆8363億円となっている。

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