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新型コロナの影響で診療所の8割超が外来患者数減に(4月10日)

大阪府保険医協会は10日、新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関への影響について緊急アンケート速報を公表した。

外来患者数が「減った」と答えた診療所は8割を超えることがわかった。

アンケートは4259医療機関にファクスで送信し、4月8日現在返信があった診療所926件の回答を集約した。病院分は現在集計中。

外来患者数については926件のうち、84.8%に当たる785件が「減った」と回答。患者減のおおよその割合では2割台が190件(全回答数の20.5%)で最も多く、次いで3割台が169件(同18.3%)、1割台が135件(同14.6%)と続く。2割以上「減った」は全体の56.9%となった。また、5割以上「減った」は110件(同11.9%)。

新型コロナウイルス感染の疑いのある患者の来院については、「あった」が439件(同47.4%)とほぼ半数を占めた。

感染の疑いのある患者が来院した439件に帰国者・接触者相談センターへの紹介(複数回答)をきいたところ、「断られた」が221件、「電話がつながらない」が121件、「引き継げた」が106件となった。

37.5度以上、せきなどの患者が来院した場合の対応(複数回答)については「全て診る」が198件、「様子次第」が377件、「別室で待機」が304件、「他医院受診を促す」が186件、「遠慮してもらう」が140件となった。

マスクや消毒液の不足で支障が「ある」と答えたのは645件(同69.6%)で、7割を占めた。  

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