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国際在宅医療会議のプレ・コングレスが開催(9月28日)

国際在宅医療会議のプレ・コングレスが9月28日、開催された。日本在宅ケアアライアンス共同事務局長を務める、太田秀樹氏と苛原実氏がこれまでの在宅医療の歩みを報告するとともに、今後の展望を述べた。

2025年以降を見据え、太田氏は「地域包括ケアシステムの概念はたいへん素晴らしい。地域包括ケアシステムとは、在宅医療の推進を通して地域をつくり、地域の文化を変える。成熟社会を迎えた日本社会が目指すべきゴールでもある」とし、1741の市町村が構築していくものと訴えた。

苛原氏は、地域包括ケアシステムから地域共生社会をつくるという新たな段階を迎えていることとし、「診療所の医師が地域づくりに参加していくことが大事」と強調した。また「病院が在宅医療に取り組むことはありがたいが、生活モデルの医療をしっかり踏まえて、病院と診療所が上手く連携し、在宅医療を行うことが理想形ではないか」と述べた。  


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