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外国人の「ローマ字氏名届」の様式変更について意見募集

厚生労働省は10月20日、日本国籍を有しない人が厚生年金保険の被保険者資格を取得した際の「ローマ字氏名届」(様式第7号の3)について、様式を変更するとして意見募集を開始した。厚生年金保険法に基づく手続において、順次、様式を統一することによりシステム処理の効率化を図る。

「ローマ字氏名届」(様式第7号の3)は厚生年金保険法施行規則(昭和29年厚生省令第37号)第15条の規定に基づくもので、日本国籍を有しない人の「健康保険・厚生年金保険 被保険者資格取得届」を事業主が日本年金機構に届け出る際、添付が必要となる。

12月上旬に様式変更に関する厚生年金保険法施行規則等の改正省令を公布し、令和6年1月1日に施行予定。

厚生年金保険被保険者 ローマ字氏名届(変更前)

厚生労働省ホームページ 厚生年金保険法施行規則の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について

また、先般、厚生年金保険や国民年金の被保険者資格の取得に関する届出において、被保険者が基礎年金番号を有しない場合、個人番号の記入が必要である旨が省令(厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令/9月29日公布・施行)により明確化された。

なお、外国人の雇用機会が増加するなか、個人番号も基礎年金番号も有していない短期在留外国人等の被保険者資格の取得等の届出については、引き続き「資格取得時の本人確認事務」に基づき手続するよう、日本年金機構は事業主に呼びかけている。

日本年金機構ホームページ 【事業主の皆さまへ】「健康保険(船員保険)・厚生年金保険被保険者資格取得届」には個人番号(マイナンバー)を必ず記入してください


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