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薬局の分割調剤、ギャンブル依存症療法を協議(12月11日)

中医協は12月11日の総会で、次期診療報酬改定に向けて外来医療の薬局での分割調剤、ギャンブル依存症に対する集団療法プログラムを協議した。

厚労省は、分割調剤の論点として、医師の指示による分割調剤で、①服薬情報提供料30点を調剤ごとに分割して算定するのでなく、調剤ごとに30点を算定する②一定規模以下の病院や診療所の分割指示の処方箋発行を評価する-をあげた。

医師の指示で分割調剤した場合、現行では調剤基本料、調剤料および薬学管理料は、調剤回数で分割される。服薬管理が難しい患者では、薬局薬剤師が調剤ごとに服薬状況や副作用を医師に報告している。

厚労省は、依存症集団療法の対象にギャンブル依存症を加え、標準的治療プログラムに沿った治療の評価をあげた。支払側の委員からは、「ギャンブルに続いてゲームやスマホ依存症も保険を適用していくのか」「プログラムの精度や効果を検証することが先だ」と反対意見がでた。  

12月11日の中医協総会の様子

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