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審査支払機関のあり方について議論の整理案を議論(3月10日)

厚労省の「審査支払機能の在り方に関する検討会」は3月10日、議論の整理案を議論した。審査結果の不合理な差異の解消に向けた工程表と、支払基金と国保中央会・国保連のシステムの整合的・効率的な在り方の実現に向けた工程表の案も議論した。3月29日に開催される予定の次回会合で、取りまとめる予定。

同日の会合では、レセプトのオンライン請求について議論。厚労省は、2022年度中にオンライン請求を行っている医療機関で紙媒体での再請求を廃止し、オンラインに限ることを提案した。具体的な実施時期は、レセプト振り替え開始による資格過誤の状況や、システムへの影響を踏まえて判断するとした。

これについて、賛成意見が複数の委員から出された。他方、日本医師会の松本吉郎委員は「医療機関では、電子請求用の端末とレセコンを分離していることが一般的だ。紙での再請求をなくすのに、わずかな期間では難しい。医療機関の負担が増すことなく、自然に紙での請求が減るような対応を行ってほしい」と要請した。

検討会の様子

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