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24時間対応の在宅医療の評価を議論(4月12日)

中医協は4月12日の総会で、在宅医療をテーマに議論した。緊急時を含めた24時間対応を確保するため、複数の医療機関の連携や医師の負担軽減が論点となった。

現在の訪問診療の評価は、1人の患者に対して1つの医療機関が行うことが原則だ。別の医療機関が訪問診療を行っても、在宅患者訪問診療料を算定できない。

診療側の委員は「1人のかかりつけ医が24時間対応の在宅医療を行うのは困難」と訴え、要件緩和を求めた。 これに対し支払側の一部の委員が理解を示したが、他の支払側委員は「複数の医療機関の連携よりも訪問看護ステーションなど他の医療従事者、介護関連との連携の強化がまず必要」などと述べて、慎重な検討を求めた。

また、在宅療養支援診療所・病院ではない医療機関も在宅医療を担っている現状を踏まえ、在支診以外の診療所が提供する在宅医療の評価を再検討する方向ではほぼ一致した。

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