見出し画像

次期診療報酬改定に向けたスケジュール了承(4月14日)

中医協総会は4月14日、次期診療報酬改定に向けた検討スケジュールを了承した。6月下旬の夏から秋にかけての議論で、次期改定の主要な論点をまとめ、9月に意見を整理する。その後、各種調査結果を踏まえ、本格的な議論を開始する。中医協の議論の進め方は毎回異なるが、新型コロナの影響もあり、議論の開始は比較的遅めになる。支払側の委員は、通常改定より課題は多いとして、できるだけ早い議論を要望した。

検討スケジュールでは、厚労省が6月下旬までに主要な論点に関わる資料を準備し、次期改定の議論に入る。ただ、新型コロナの影響によっては、日程が変わる可能性も指摘した。秋以降は、令和2年度改定の影響を検証した診療報酬改定結果検証部会や入院医療等の調査・評価分科会の報告があり、医療経済実態調査の結果も出る。それらを踏まえ本格的な議論が始まる。諮問・答申は通常どおり来年2月頃とする予定だ。

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。